新院長からのごあいさつ

須藤 章Dr

須藤 章 医師

この度、石川丹院長の名誉院長職への異動に伴い、私が楡の会こどもクリニックの院長職を引き継ぐことになりました。石川前院長は平成17年からの12年間余りで、「子育て親育ち読本」や「楡の会発達研究センター報告」などで示されるような「楡式療育学」を提唱して広めてまいりました。私も未熟ながらその道を継承し、発展させていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。楡の会は、平成5年に三宅誼理事長を中心とした有志が社会福祉法人として設立されたものです。その理念は、「障害の種類や程度、年齢を問わずに受け入れること」と「地域と協働しながら在宅支援に徹すること」です。そのためには福祉と医療を一体化させることがぜひ必要という当時としては先進的な考えでクリニックが併設されました。これは利用者にとっては大変ありがたいことだったと想像され、それがここまで発展できたベースにあるのだと思います。しかし、医療事情や社会情勢は時代とともに変化しており、例えば人工呼吸器など高度の医療的ケアを要する在宅の重症心身障害児者が以前に比べ急速に増えてきた一方で、その方々や家族を支援する体制が十分に取れていないのも事実です。また、子どもの発達面での悩みがあっても、相談できる機関が少ない中で、当院でも十分なニーズに答えられていない現状があります。私は、もう一度楡の会設立時の原点に戻って、患者様やご家族からの訴えに真摯に耳を傾け、様々な職種のスタッフや関係機関と協力しながら、より多くの利用者に喜んで頂けるようなクリニックを作りあげたいと考えております。力量不足の点は十分承知しており、これから日々精一杯努力致しますので、どうぞよろしくお願い致します。

カテゴリ:  2017年4月2日