OT(作業療法)

     Occupational Therapy(作業療法)

子どもたちの『仕事』であるあそびをつかって、体や手の発達、日常生活活動(食事や着替えなど)の獲得と向上をお手伝いしています。

また、”一緒に楽しくあそぶ”ことで人の気持ちを共有・共感すること、自分から新しいあそびへチャレンジすることへ繋げていきます。

主に、自閉症、軽度発達障がい、知的障がい、脳性麻痺、重度心身障がいなどが対象になります。

そのほかに、運動や手先が不器用、人やおもちゃと上手くあそべない、こだわりが強い、落ち着きがない、文字を書く・本を読むことが苦手なお子さんに対して、医師の指示のもと、検査・助言・作業療法を行っています。

一緒に遊びながら道具を使っていくことで、指先の
操作や日常生活に必要なスキルの獲得をうながして
います。

・はさみ
・スプーン
・おもちゃ etc…

感覚統合遊具を使って手や道具を使うための土台となる体を作っていきます。

・ブランコ
・ボールプール etc…

     日常生活活動

食事・着替え・排泄・入浴など、身の周り動作の自立に向けた支援を行います。
また、介助の仕方・場面の設定など、お子さんの生活に合ったアドバイスを行っています。

     身体運動

日常生活活動、あそび・余暇活動に必要な運動機能(首のすわり・お座り、立つ、歩くなど)の発達を促します。
物に合わせた体の使い方や道具を使った運動(ボール・縄跳びなど)の獲得に向けての支援も行っています。

     上肢機能(手の機能)

肩・肘を含めた手の機能(体を支える・つかむ・はなすなど)の発達を促します。
また、日常生活に必要な指先の細かな動き・両手を使う動作・道具の操作などの獲得に向けて支援を行っています。

     感覚面

運動を行う上で必要となる触覚、揺れる感覚、筋肉・関節が動く感覚の受け取りを調節しながら「自分の体を意識して運動することができる」を目指した支援を行います。
また、これらの刺激を調節することで見ること、聞くこと、学習することへ繋げていきます。

     認知、学習面

学習の基礎(色、形、数、大きさ、方向などの認識する)能力を高める関わりを行っていきます。
必要に応じて、教科学習を取り入れていきます。

     対人、行動面

様々なあそびや余暇活動を通じて、心の安定や忍耐力をつけること、人と関わる力をつけていきます。

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